第一回 地域通貨カンファレンスに参加してきました。

2017年3月18日(土)、地域通貨カンファレンス@藤野に参加してきました。

前日から藤野に入って、芸術の家に一泊し、次の日がカンファレンスでした。

午前中は、三人の講演でした。

一人目が東京農業大学非常勤講師の栗田健一さん。

栗野さんは、2015年の東京での greenz school 地域通貨コースで一緒だった方です。

地域通貨を研究テーマで博士号を取得された研究者で、最近の地域通貨の話をしてくれました。

最近では、教育や貧困の問題の解決を目的とした地域通貨があり、それぞれに成果を上げているという報告でした。

ブラジルの貧困地域での地域通貨の取り組み

埼玉での地域通貨での教育の取り組み

二人目は、あわマネー代表 林良樹さんでした。

林さんとは、一度、鴨川の林さんの自宅でお話ししたことがあり、久しぶりの再会でした。

LETS 方式の地域通貨の先行事例を作った方で、15年になるとのことでした。

三人目は、北陸先端科学技術大学院大学の小林重人さんでした。

地域通貨の最近の変化についてでした。

そのあと、ポスターセッションがあり、栃の木もポスターを掲示し、対応しました。

そのあと、パネルディスカッションを全員で行いました。

ビットコインと地域通貨の関係や研究などの話にもなり、興味深いディスカッションでした。

そのあと、懇親会、無形の家という藤野クラブ、NPOの農業法人の宿に宿泊しました。

とりあえず、時間がないので、ここまで、各内容の詳細は、後日、この記事に追記して行く予定ですので、また見にきてください。

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藤野は、夜空の星が綺麗だった。

藤野は、相模湖の周りの斜面に家々が立ち並ぶ、山間の集落と言う感じだった。

道も狭く、車で行き違うときは、ぶつかるのではないかとヒヤヒヤした。

じねんもなかなか取引が視覚化できなくて、へこむけど、今回のカンファレンスで、みんないろいろ悩みつつも頑張ってるんだなと言う気がして、自分も頑張ろうと言う気持ちになった。

栃の木リーフレットは、14枚配布。

じねんは、ちょっとまじめすぎるのかな??ふざけたくらいで、楽しくわくわく地域通貨を使う方がクリエイティブに使えると思った。

地域通貨の技術的な新しい取り組み

zen os http://www.thezenos.com/

地域通貨の多様性と可能性を感じた。

来年もカンファレンスの第二回を開催するそうです。

日本円は、信頼はしていないが、信用しているから使う。

地域通貨は、信頼して使うことができる。

信用は、ものとして扱うと言うこと、信頼は、人として扱うと言うこと。

普段、栃木という狭い地域でボランティアとか、仕事とかしているので、県外のカンファレンスで、他県の仲間とディスカッションできたのは、経験だった。

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また更新するかもなので、たまに見に来てください。

第二回 じねんミーティングを行いました。

昨晩、2017年2月28日(火) 19時から21時まで、第二回 じねんミーティングが行われました。

参加者は、中尾さん(鹿沼)、五月女さん(茂木)、小島さん(真岡)、佐藤順(宇都宮)の4名でした。

事務局からのお知らせ

Give me, Give you を見やすく工夫した、Web アプリ ThanksBank をレビューしました。若干の変更を加えて、次回のじねんミーティングで正式リリースになりそうです。

話したこと

マッチングを話し合いました。

・ 日光の山口さんと孤塚さん、孤塚さんが日光の伝統野菜、野口菜をたくさんできて収穫しきれないと言っていたので、山口さんにじねんで提供するようにマッチングしたらどうだろうかという話をしました。

・ Give you, Give me の両方に野菜が多いのでマッチングの確率が高いのではないか?

・ 占いとか、ヨガを Give you に書いている人は、イベントに参加してもらうと良いのではないか?

・ 引きこもりの人の支援にじねんを使えないだろうか?

はじめ、カウンセリング料をじねんで払ってもらうということで、話をしていました。それだと、どんどんマイナスが増えてゆくので、引きこもり当事者からすると嬉しくないよね。地域通貨は、マイナスが増えても気にしなければいいといいました。それでも気にはなるよね。そこで、カウンセリングをしたら、引きこもり当事者にじねんをあげればいいのかな?斬新なアイディアで驚きました。

そのほかに話したこと。

・ ThanksBankの修正

基本的に検索機能のみにする。
個人名は、出さず、イニシャルにする。
データの管理は、事務局で一括して行う。
じねんの HowTo を最初に書く。
Give me, Give you という表現を、「じねんをもらってつながる」「じねんを使ってつながる」という表現にする。

・ じねんスマホアプリの話

じねん経済の集計がコンピュータでできるのは良いかもしれない。
じねんにゲーミフィケーションを取り入れて、レベル6ですとか、レベルアップすると面白い音がするとか楽しかもしれない。
事務局スマホアプリの開発技術を勉強しています。

・ 5月がフェアトレードのイベント月なので何かイベントをしたい。

・ エシカルとは?

エシカルについてですが、エシカル=倫理的な という意味で、倫理的な「調達」までの意味はないです。なので言葉の使い方としては例えばエシカル消費=倫理的な消費となります。

エシカルは意味が広い言葉で、エシカルなもの(環境に配慮したものなど)がフェアにトレードされたとは必ずしもいえないです。フェアトレードとは「本来当然にそうあるべき取引の形態」なので、それを「エシカルである」というのは違うという意見もあります。

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多分、一般的にはこんな認識です。矢印の部分がエシカルであるが、フェアにトレードされたとは限らない部分です。

・ エシカル(倫理的な)と言っても製品の全てがエシカルじゃない場合があるようなので、あまり信用できない。

・ ユニクロのエシカルに関する取り組みもあるみたい。

http://www.fastretailing.com/jp/csr/business/

・ 大きな企業のエシカルキャンペーンは、無理があり、信用できないのではないか?

・ 経済は、小さく、繋がりは、大きく。

第一回 じねんミーティングを行いました。

昨晩、2017年1月31日(火) 19時から21時まで、第一回 じねんミーティングが行われました。

参加者は、梅津さん(那須町)、中尾さん(鹿沼)、形川さん(鹿沼)、五月女さん(茂木)、小島さん(真岡)、牧野さん(宇都宮)、佐藤順(宇都宮)の7名でした。

事務局からのお知らせ

・ Give me, Give you リストが見ずらい、配布が面倒、常に最新を見れないなどの問題がある。
リストを検索できるシステムがあるといいかも。

・ メーリングリストのアドレスを短くしました。

話したこと

・ 中尾さんのお話
イギリスに旅行をした時、タイムバンク(時間の銀行)という仕組みがあった。タイムバンクでは、事務局が登録時に入念な面接をして、料理ならプロレベルなのか?家庭料理レベルなのか?草刈りなら手草刈りなのか?機械刈りなのか?草刈りの規模はどのくらいか?などを事務局が丁寧にヒアリングをして、レベル分けをしている。
事務局が登録者間のGive me, Give you のマッチング作業を行うので、登録者同士のやり取りや交流がスムーズ。

・ 形川さんの知っている地域通貨の話
長野にある地域通貨まーゆも手帳式で、月に一回「まーゆ市」が開催されていて、いい。

・ リセットの話
(梅津さん)
私が実際に取り組んだエコマネーは、白河市NPO市民活動支援会で通貨名は「だるま」でした。那須塩原で試みられている地域通貨はこれからお話を伺うところです。まださんかしていません。
地域通貨「だるま」では、地域通貨長者(+が沢山の人)が出てしまうので、年に一回、地域通貨リセットをしていたとのこと。事務局とか、中心に近い人が地域通貨長者になってしまう傾向がある。
(五月女さん)
じねんでも、じねん内の経済的な動きを集計するのに年に一回例えば春分の日に通帳を集めて集計し、デザインの新しい通帳を作りたいね。地元の資源である那須烏山和紙や、麻紙を使った新しい通帳で地元デザイナーさんにデザインをお願いし、年に一回通帳を購入することで、地元資源や地元デザイナーさんが潤い、日本円の法定通貨による地域経済を回す接点を、じねん手帳が生み出せる仕組みにするのはどうだろう?

・ マッチングの話
じねんでも登録者の誰かに取引のマッチングをしてもらってもいいのかもしれない。そうすれば、活性化するかな??

新規登録者

新規登録者は、中尾さんです。詳細は、メーリングリストに投稿済みです。

事務局の感想

じねんで楽しく繋がれるには、どうしたらいいのだろう??

次回の予定

2017年2月28日(火) 19時から21時30分 まちぴあ 和室

【次回のじねんミーティング案】

①前回のミーティングのおさらい
②give me give youのマッチング作業
③じねんで提供出来るものを持ち寄って「じねんプチマルシェ」開催。